たいていの新既I2Pルーターは再シードサービスの助けを借りて始動し、ネットワークに参加します。 しかし再シードサービスは、I2Pネットワークの他の部分が非集権的・ブロック不可能な接続に重きを置いているのを考えると、集権的で比較的容易にブロックされると言えます。 新既I2Pルーターが始動できない場合は、既存I2Pルーターを利用して動作中の「再シードバンドル」を生成し、再シードサービス不要で始動できるかもしれません。
動作中のI2P接続を用いて、再シードファイルを生成し、それを機密あるいはブロックされていない経路で送付することで、ブロックされているルーターをネットワークに参加させることができます。 実際多くの場合、既に接続済みのI2Pルーターは再シードブロッキングの影響を全く受けません。 つまり、動作中のI2Pルーターを迂回させることで、既存I2Pルーターが隠れた始動手段を提供し新規I2Pルーターを援助することになるのです。
再シードバンドルの生成
- 他の人が使用するための再シードバンドルを作成するには、再シード設定ページ へ行きます。
このような箇所が見つかるはずです。赤丸で示されたボタンをクリックしてください。|再シードZipの作成| - ボタンをクリックすれば、新規I2Pルーター始動に必要な情報が入ったZipファイルが生成されます。 それをダウンロードし、新規の未始動I2Pルーターがあるコンピュータに転送してください。|再シードZipのダウンロード|
ファイルからの再シード実行
- 既に起動中のI2Pルーターを持つ友人や、インターネットのどこか信頼できるソースからi2preseed.zipを入手して、
再シード設定ページ へ行きます。 「Zip・su3ファイルを選択」と書かれたボタンをクリックし、件のファイルを指定します。|再シードZipを選択| - 再シードファイルを選択し終えたら、「ファイルからの再シード」ボタンをクリックしてください。 |Zipファイルからの再シード|. 完成です!あなたのルーターはZipファイルを使って始動され、I2Pネットワークに参加する準備が整いました。